理学療法士の方に質問です。仕事のやりがいを教えて下さい。
理学療法士として働き始めて2年になります。
理学療法士のやりがいはやはり、患者さんが日々元気になっていく姿を、間近に見られる事、その人にとって良いと思ったアドバイスが実を結んで、その人らしい生活を送るサポートが出来る事が、一番のやりがいです。
理学療法士は本当に色々な人と出会う仕事ですが、中高年の寝たきりの方などを始め、障がいを持つ子供達まで、幅広い世代の方とコミュニケーションをとります。
一人一人が様々な苦悩や葛藤を抱えていて、全てを受け止めるなんて事は到底出来ないですが、少しでもそうした人たちが自分らしく生きていけるように、色々とサポートをしていくことが、医療従事者として幸せな事ですね。
やること自体は、動作を中心に行うのですが、体が全く動かないという人が、少しずつ自分の力で立ち上がる、動けなくとも動く意志を見せてくれるようになるのも、嬉しい限りです。
多分これは人によっても違うと思いますけど、例え結果が出なくとも、その努力の過程で感動できる、一人一人の生き様をサポートしていけるというのが、理学療法士ならではのやりがいだと、私は思います。
患者さんの理想の少しでも近づいたときに、患者さんから笑顔で接して貰って、楽しくお話を出来るようになるのも、本当に嬉しいことです。
理学療法士になるためには何が必要ですか?
理学療法士は国家資格なので、国家試験を受けて合格する必要があります。
とはいえ誰でも受けられるという事ではなく、理学療法士の試験を受ける為の、受験資格が必要です。
まずは専門学校や短大、大学などの特定の養成校に通って、理学療法士の試験を受ける為の勉強をしていきます。
一般教養や専門基礎科目、専門科目に臨床実習など、いくつかの授業をしっかりと勉強していって、無事に養成校の卒業資格を得ることができたら、晴れて理学療法士の国家試験の受験資格を得るのです。
国家資格という事は、受験をして合格をする為には難しいのかと思いきや、決してそんな事はありません。
国家資格と言えども、きちんと日頃から養成校で勉強さえしていれば、スムーズに資格をゲットすることが出来ますので、日々の積み重ね、努力を怠らずに頑張ることが大切です。
また、理学療法士の資格を取得する前に、作業療法士の資格を取得していたら、既に外国の養成校を卒業しているという場合は、この限りでは有りません。
受験資格を得るためには、作業療法士の資格を持っている場合、養成校で2年だけ勉強、更に外国の養成校を卒業している場合は、養成校に入らずに、必要な単位だけ取得すればOKというケースもあるので確認が必要です。