獣医師国家試験の難易度と合格率について

・獣医になりたいです。「獣医師国家試験」について教えてください。

小さいころから動物が大好きなので、将来絶対に動物に関わる仕事がしたいと思っていました。
動物園の飼育係やトリマー、ペットショップなど、動物と触れ合う仕事はたくさんありますが、最近ペットを飼う人がとても増えていて、近所でも動物病院があちこちに開業しているので、獣医もいいかな、と考えています。

そこでちょっと調べてみたら、「獣医師国家試験」という資格試験があるらしく、その資格を持っていないと獣医の仕事はできないようです。
獣医師国家試験の難易度や、受験資格についていろいろ教えてもらえると助かります。

・合格率は高いが難易度も高いので、しっかり勉強することが重要

獣医として働くためには、おっしゃる通り「獣医師国家試験」に合格をする必要があります。
試験には受験資格が定められていて、「獣医学部」や「獣医学科」といった、獣医についての専門分野を学べる大学で所定の単位を取得していなければなりません。

獣医学科という言葉を初めて聞いたという人もいるかもしれませんが、それもそのはずで、獣医学について学べる学校は、国公立と私立の大学を合わせても、なんと16校しかないのです。

学校自体が少ないということもって、獣医学を扱っている大学は非常に難易度が高いといわれています。
医学部はどの大学も難易度が高いことで知られていますが、獣医学部は同じくらいの難易度だといわれているため、かなりしっかり勉強をしないと、入学すらできないのです。

入学した後も膨大なカリキュラムをこなしながら勉強を進めなければならず、その大変さも医学部並みだといわれています。
しかも、所定の単位を取得するには、6年間大学で勉強をしなければならないので、生半可な気持ちでは通用しないでしょう。

頑張って勉強して、獣医師国家試験の受験資格を得られたら、その国家資格の難易度も気になりますね。
獣医師国家試験の合格率は、なんと8割を超えているといわれ、合格率自体はとても高いようです。

しかし、これは医師国家試験にもいえることで、医師国家試験も合格率はとても高いのです。
けれど、医師国家試験が簡単だと考える人は誰もいませんよね。
獣医師国家試験も、医師国家試験と同じくらいの難易度があると考えてよいと思います。

大変な面ばかりご案内してしまいましたが、未知の分野だから取り掛かりやすいと考える人も多いようなので、しっかり勉強しなければならないということだけでも理解していただけるように解説させていただきました。
努力すればきっと合格できると思いますので、前向きに頑張って、まずは獣医系の大学入学を目指してみましょう。