診療放射線技師になるために必要な資格はありますか?
診療放射線技師になるためには、診療放射線技師国家資格が必要になります。
国家試験に合格すると、厚生労働大臣の免許が与えられますので、放射線技師として働く為には必要不可欠な資格です。
一歩間違えると大変な事態に陥る放射線を取り扱う仕事ですので、やっぱり国家資格として、責任が大きい仕事として取り組まないといけないんですよね。
国家試験は誰でも受けられるという訳ではなく、受験資格があります。
いくつか受験資格を得るためには方法がありますが、最も多いのが、大学の診療放射線技師養成課程を受講して、4年間修学したことで受験資格を得られるというものです。
大学卒業のタイミングで資格をゲットして、同時に就活もして、みたいな忙しい日々にはなりますけど、その分の需要はあるので、働き先には困らないと思います。
あとは、高校を卒業してから、文部科学大臣か都道府県知事によって指定されている、専門学校や短大などの養成施設で、3年間知識と技術を学んだ人も受験資格を得ますね。
こちらも多分、大学以上に多い方法で、高校を卒業してからこうした専門機関、養成施設に入ってみっちりと勉強して、放射線技師を目指すという方が多いです。
もう一つ、外国において、日本と同じ診療放射線技師になるための専門学校などに相当する機関を卒業した人、または免許を持っていて、厚生労働の認定を受けた人も受験可能になります。
こちらはまぁ、滅多にいないみたいですけど、これはこれで1つの方法なので、もし該当されるようだったら、このシステム利用してみて下さい。
診療放射線技師の国家試験、合格率はどのくらいですか?
診療放射線技師の国家試験の合格率ですが、実は例年意外と高いことで知られています。
合格率は平均して8割超えで、基本的に、きっちりと勉強して、実力を本番でしっかりと出せるという方であれば、大抵の場合合格するそうです。
勿論その分、しっかりと日頃から勉強して、知識と技術を身につけないといけないですが、決して絶対に無理という資格ではないので、安心して下さい。
高校を卒業して、専門学校などで初めて放射線技師の勉強をし始めた方でも合格している方がほとんどです。
学業をおろそかにせず、体調管理も万全で臨めば合格できるといっても過言では無いので、頑張りましょう!
試験日は例年2月ですが、注意しないといけないのは交通トラブル。
試験地は全国各地にありますが、雪が降るような時期ですので、せっかく万全な状態で臨んだとしても、試験地にたどり着けなければアウトです。
最悪の事態も考えて、前日から徒歩圏内の場所に泊っておくなどする人もいます。