看護専門学校と看護大学で迷っています。
高校生です。看護師になる夢を叶えるため、そろそろ進路を考えているのですが、看護の専門学校に行くか、看護系のある大学に行くかで迷っています。専門学校と大学のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを教えてください!
専門学校のメリットは早く働き始められること
専門学校を卒業した看護師です。職場には大学卒の同僚もいますが、私自身は専門学校卒で良かったなと思うことが結構あります。
一番のメリットは早く働き始められることなんじゃないでしょうか。多くの専門学校は3年制なので、4年制の大学を卒業するよりも一年早く看護師になれるんですよ。私はできるだけ早く現場に出たいと思っていたので専門学校にしました。
専門学校で面白かったのは、色んな背景を持つ人がいたことですね。専門学校には夜間部を中心に、結構社会人の方も通っていて、幅広い年代の人たちと一緒に学んでいました。ママさん学生は小児看護の実習などで子育て経験からの知識を活かして活躍していたりと、実経験を活かすことができるってすごいなと感じましたね。
また、専門学校は実習の授業が多くて、現場で即戦力として活かせる知識をたくさん学べました。とても密度の濃い、充実した三年間でしたよ!
どんな実習を行うかは、学校や科によって差もありますが、現場に出て働く際にはきっと役立ちます。
学校のホームページや看護系の求人サイトにも、看護実習の色んな体験談などが掲載されているので、参考になると思いますよ。
幅広く学びたいなら大学がおすすめです。
私は大学を卒業して看護師になりました。私も専門学校と大学で迷ったのですが、大学に行くことにした決め手は学べることの幅広さでした。
大学では看護師になるための授業の他に、教養科目も必修です。語学や文学など、一見看護師には関係ないような科目でも、意外と後々役に立つのです。
例えば、私は第二外国語としてドイツ語をとっていたので、院内で飛び交う専門用語の理解に役立っています(医療用語って結構ドイツ語が多いんです)。
文学も、入院患者さんとのコミュニケーションで本についてのお話ができたときに、勉強してよかったと感じました。
また、大学では看護師になるための勉強をしながら、他の医療系の資格を取得できる環境もあります。私は助産師の資格も取得しました。
大学で学ぶことの面白さのひとつには、最先端の現場に近いというのもあると思います。看護の世界も日進月歩。
常により良い看護を求めて研究が続けられていますが、大学はその最先端の研究をしている場所なので、大学を選ぶときには、その大学の先生たちがどんな研究をしているのかや、どんな特色ある授業をしているのかを調べるといいでしょう。
私の同僚の一人は新潟大学の医学部保健学科卒なのですが、彼女は「補完・代替療法」を学びたくて新潟大学を選んだと聞きました。
あとは、当時の新潟大学はキャンパスからほど近い場所に学寮やマンションが多く「家賃が安く通学がしやすい」という理由も大きかったみたいですね。(今でも多いみたいです)
勉強以外にもサークル活動など、学生ならではの楽しみを四年間満喫できるのも、大学のメリットでしょう。